『頭痛肩こり樋口一葉』は、井上ひさしが原作。生と死の境界線にあるお盆の時期を舞台に、現実の苦悩やしがらみと向き合いながら、樋口一葉が作家として生き抜いた「奇跡の14か月」を描く、女性6人の物語です。
本公演では5人の女優さんと「あの世の住人・花蛍役」は人形遣いの海老沢栄さんが演じます。さらに、コントラバスとアコーディオンの演奏も。
ぜひ、お運びください。
「頭痛肩こり樋口一葉」
主催:ドナルカ・パッカーン
■2025年12月11日(木)~12月14日(日)
12月11日(木) 19:30
12日(金) 14:00 19:30
13日(土) 13:00 18:30
14日(日) 13:00
※受付開始・当日券販売は開演の60分前、開場は開演の30分前
※上演時間:130分(予定)
■チケット料金
予約・当日精算:5000円
当日券:5500円
ベンチ席(限定席):3500円
■新宿歌舞伎町能舞台(Smappa!Group)
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町2丁目9-18 ライオンズプラザ新宿 2 階
■公式サイト
https://donalcapackhan.com/2025/09/18/higuchi-ichiyo/
■ステートメント■
井上ひさしさんが描いた「頭痛肩こり樋口一葉」を初めて読んだ時、とても感動したことをまざまざと思い出します。樋口一葉の思いが、そして、井上ひさしの思いが、どちらがどちらに取り憑いたのかわからない螺旋のような連鎖になって、いつしか、戯曲を読んでいる私の思いがたぎっていました。
「だって世の中はあれはだめ、これはするなというだけで、わたしになにもやらせてくれそうもないもの」この戯曲は、世の中の因縁の連鎖の中で懸命に生きる人々の思いを載せる「盆」のようなものだと感じています。
そしてそうした普遍性の中で、「日本社会における責任主体のありか」という日本近代の大きな課題が、真正面から問われています。
新宿歌舞伎町能舞台に足を運んだ時に、この場所で「頭痛肩こり樋口一葉」を上演したいという思いに取り憑かれ、上演に向けて動いています。
